水道水?それともミネラルウォーター?お茶に適した水を考える

お茶に適した水

食事や一息つく際にお茶を飲むという方は多いのではないでしょうか。
いつも何気なく飲んでいるお茶ですが、適した水はどんなものか?どんな水を使ったらおいしくなるのか?気になりませんか。

今回は、緑茶(日本茶)におすすめの水、お茶を入れる際の湯の温度などについてご紹介していきます。
ぜひ、使う水にも意識して、お茶をさらに美味しく飲んでいただけたらと思います。

お茶には軟水を

日本茶に合う水は軟水と言われています。
軟水の中でも硬度30~80mg/リットル程度の軟水がお茶にはよいそうです。
わざわざ軟水か確認して購入したり用意しなければいけないの?と、思う方もいらっしゃるかもしれませんね。

でも大丈夫。
日本の水道水はほとんどが軟水で、スーパーなどで販売されている国産のミネラルウォーターの多くも軟水です。お茶に適しているので、探し回ったりする必要はありません。

ちなみに、硬度の高い水でお茶を淹れると、お茶の水色が薄くなったり、濁りが生じたり、香りは新鮮香が低下したりします。
日本茶は、うま味や渋味などのバランスでお茶のおいしさが変わります。
おいしさのバランスをよくしてくれるのは軟水というわけです。

ウーロン茶など、比較的水の影響を受けにくいお茶もありますが、日本茶をおいしく飲むためには軟水が最適と言えます。

水質が与えるお茶への影響

水は、硬度だけでなく、水質によってもお茶の味や水色に影響を与えます。
塩素や塩分、鉄分などが多い水で入れた場合もそれぞれ影響を受けてしまいます。

塩素の多い水で入れた場合には、塩素臭が生じたり、塩味を感じたり、お茶の渋味は低下するものの味は台無しになってしまいます。
また、鉄分やマンガンの多い水では水色も黒褐色となって見た目も変わってしまうでしょう。

水質にもこだわると、よりお茶をおいしく飲めるはずです。 ぜひ、水質にも注目してくださいね。

水道水でお茶を入れるときはカルキ臭を抜きましょう

水道水を使われた時に、カルキ臭が気になったことはありませんか?
水道水でお茶を入れるときに注意すべきことがあります。
それは「カルキ抜き」です。

日本の水道水は硬度の面でいうと、日本茶を入れるのに最適といわれていますので、水道水の水を使用してお茶を入れるのは問題ありません。
ただし、カルキには注意しましょう。

住む場所や地域によっては、水道水がカルキ臭の強い場合があります。
カルキは、水道水の殺菌のために必要です。
しかし、カルキ臭が強い水道水でお茶を入れてしまうと、せっかくのお茶の香りが台無しです。
茶葉は水の成分を吸収しますので、カルキ臭が強い水道水をそのままお茶に使うのは避けたほうが良いでしょう。

気になる「カルキ抜き」の方法ですが、活性炭入りの浄水器を使うと簡単に取り除けるようになります。
浄水器がない方は、水を沸騰させるようにしてください。

沸騰させるときには、前の日の晩(寝る少し前)から、やかんに水道水を汲み置きし、フタを少し開けて朝まで放っておきます。
朝、起床したら、そのやかんの水道水を沸騰させてください。
このとき、やかんの材質によって差が出ますので、お持ちであれば鉄瓶で沸かすことをおすすめしますが、ステンレス製のやかんでも十分です。

水質だけではなくお湯の温度にも気をつけて

最後に、お湯の温度にも気を配ることをおすすめします。

お茶を入れる際のお湯の温度は、引き出したいお茶の特徴や成分によって、最適なお湯の温度があります。
たとえば、渋み成分のカテキンは80℃以上の高温で溶けだしやすく、うまみ成分と考えられるアミノ酸類は一般に水や低めの温度でも溶け出しやすいと言われています。

上級煎茶の場合は渋みを抑えてうまみ成分を引き出す70~80℃が最適です。
玄米茶・ほうじ茶など香りや渋みを楽しみたいお茶は100℃の熱湯を使用して、香りや渋みの成分を引き出すとおいしく淹れられます。

渋い味の煎茶がお好みの場合や、緑茶でカテキンなどの健康成分を効果的に摂取したいという場合には、高温のお湯を使用すると良いでしょう。 
お好みに合わせて、お茶の種類や温度も気にしてみると、味わいにも深みが出て、お茶を飲む時間が充実したものになりますね。

今回は、お茶に適した水についてご紹介いたしました。
何気なく淹れて飲んでいたお茶も、水質や温度に気を配ることで、より一層おいしくなります。
ぜひ参考にしてみてください。


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