製茶工程

「お茶に命を吹き込む」


仕上げ工場のご案内【荒茶を仕上げる工程】

異物混入を防ぐため着替えをしてエアシャワーを通ります。
すぐ手洗いをしてアルコール消毒をします。
せっかく洗った手が汚れないように衛生的な自動洗浄器です。
拭きあげはペーパータオル。

お茶の太さ、長さを色々な網を通して揃える工程です。
煎茶として利用しないケバや粉などを分離します。形状のきれいな高級茶はこの工程でじっくり磨き上げられます。
大手のメーカーはこの工程を全自動の流れ作業でする場合がほとんどですが、井ヶ田の場合はあえてそれを行わず、性質の違う荒茶ごとに丁寧な仕上げをするように心がけています。
丁寧に仕上られたものはムラのない良い火入ができるようになります。

写真のように選別された葉っぱの部分が手前に流れてきます。白っぽい茎は奥に、緑がかった色の茎は真ん中に選別されます。
ここで分離した茎茶はランク付けされ、焙煎して白折となります。

お茶屋が一番こだわる工程です。
個々の茶の香りや旨味を引き出し、特長を出すようにします。テイスティングしながら機械の微調整を繰り返し、最適な条件を探ります。
経験と味覚、嗅覚が必要です。
ただ、お茶屋によって火入技術や火入に対する考え方、火入機械もさまざまなので、出来上がってくるお茶の味はそのお店独自の味になります。
たとえ原料が同じお茶を使っても、火入をするお店が違えばまったく印象の違った別物のお茶が出来上がってしまうのです。

それぞれのお茶の特徴を確認して、味、香り、水色等のバランスを考慮して最終製品の配合率を決定します。
この作業は経験と味覚、嗅覚、そしてセンスが必要です。
まずどのようなお茶を作りたいのか頭の中に思い描くことがとても重要で、それが出来ないと良い茶は作れないと私は考えます。
そしてその思い描いたお茶のセンスがお店の味になります。

決定した配合割合でお茶を投入し撹拌します。
出来上がったら真空パックにして冷蔵しておきます。
火入を行なってからすぐ飲むよりも一度冷却して落ち着かせた方がお茶の香りが高くなり、まろやかになるように感じるからです。

お茶は嗜好品ですから、いろいろなセンスのお茶屋がそれぞれ自己主張しています。自分にあったセンスを持つお茶屋さんを探してみてください。
探し方は簡単!いくらのお茶でもいいから買って飲むだけです。
安いお茶でも飲んでそれなりにおいしいと感じたらあなたに合ったセンスの持ち主がお茶作りをしているんではないでしょうか?
そんなお茶屋が見つかればどの価格帯のお茶を買ってもハズレはないと思います。
茶師たちは「うまいっ!」と感じてくださるお客様がたくさんいらっしゃることを願いながらお茶づくりをしています。


パッケージ工場のご案内【商品包装工程】

ご利用いただくお客様に
最大限の安心・安全な商品をお届けするために
高精度の金属探知機と熟練したスタッフの
目視にて異物の混入を徹底的にチェックします。

私たちが掲げる「安心・安全な商品づくり」の
最後の関所です。

最新の全自動封入機により
計量・窒素ガス封入・密閉シールなどの
一連の作業が自動化されることで
極めて衛生的な封入作業が可能となりました。
より安心・安全をお届けするための設備です。

さらに封入後は、スタッフの目視にて
封入状態をチェックする万全の体制で
取り組んでいます。

いよいよ最終の箱詰め行程です。

パッケージを施された商品を種類別に箱詰めし
発送できる準備をします。
ここでもひとつ一つの商品を
丁寧に目視で確認し、
徹底した商品の品質管理をおこなっています。

井ヶ田製茶の誇りと自信に満ちあふれた
商品の完成です。